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消化器内科について - JAとりで総合医療センター|質の高い地域医療・救急医療を提供します

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診療・部門について

消化器内科

消化器内科について

消化器内科のご紹介

はじめに

常勤医師8名で診療にあたっております。

認定施設状況

日本消化器病学会・専門医制度認定施設
日本消化器内視鏡学会・認定指導施設

日本肝臓学会連携施設

診療内容

1.診療方針

患者さんとご家族に信頼される医療を提供します

最新の知見をもとに、安全を第一に考えた医療を提供します

2.主な対象疾患、力を入れている疾患

消化管出血、消化管感染症、腸閉塞、胆道結石、膵炎など消化器救急疾患

早期胃癌、早期食道癌の内視鏡治療

大腸ポリープ、早期大腸癌の内視鏡治療

総胆管結石、閉塞性黄疸の内視鏡治療

胆道・膵疾患の超音波内視鏡診断

ウイルス性肝炎の抗ウイルス療法

肝臓癌の局所治療(肝動脈化学塞栓術、ラジオ波焼灼療法)

消化器癌の化学療法(食道癌・胃癌・大腸癌・膵臓癌・胆道癌・肝臓癌など)

炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病など)の治療

ヘリコバクターピロリの除菌治療

消化管

当院では年間9000件以上の消化器内視鏡を施行しています。消化管腫瘍に対する内視鏡治療を積極的に行っており、早期の胃癌・食道癌は主に粘膜下層剥離術(ESD)で切除しておします。大腸ポリープ・早期大腸癌は粘膜切除術(EMR)、大きな病変はESDで切除しております。また、地域の中核病院として、吐血・下血などの消化管出血に対する緊急対応、緊急の内視鏡的止血術も積極的に行っております。
胃癌は日本で最も罹患者数が多い癌のひとつで、ヘリコバクターピロリという細菌が最大の原因です。除菌治療を行うことで胃癌の発症率を下げられることがわかり、2013年から感染者全員が保険診療で除菌治療を行うことができるようになりました。1週間の内服治療で90%以上の確率で除菌が成功します。ヘリコバクターピロリに感染していることが確認されれば、無症状であっても除菌治療を行うことをお勧めします。
近年患者数が増加している炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)は、新薬が次々と登場し治療選択肢が増えております。当院では最新の治療を含めて提供しており、また、診断や治療が難しい方は、私共の出身医局で国内最高レベルの専門施設である東京医科歯科大学消化器内科と連携し、大学病院への相談や紹介を行い、質の高い治療に努めています。

 

肝臓

当院は肝疾患専門施設として、あらゆる急性・慢性肝臓病に対応しております。近年C型慢性肝炎に対する治療の進歩は目覚ましく、直接作動型抗ウイルス薬(DAA)とよばれる内服薬により、副作用の少ない内服のみの治療でほぼ全員でウイルスが排除できるようになりました。以前副作用で治療を断念した方、治療をためらってきた方は、是非ご相談ください。肝臓癌に対しては、CT/MRI/造影エコーなどの画像診断を行い、必要な場合は肝生検での組織検査を行い、治療方針を検討します。手術が最善と考えられる場合は外科に紹介し、消化器内科ではラジオ波焼灼療法(RFA)や肝動脈化学塞栓療法(TACE)での治療を積極的に行っています。また、薬物治療も新薬の登場により日々進歩しており、最新の治療を含めて提供しております。肝硬変の進行に伴って出現する食道胃静脈瘤症例には、内視鏡的な結紮術(EVL)や硬化療法(EIS)を行い、緊急例にも対応しています。

 

胆嚢・膵臓

胆嚢結石・総胆管結石による急性の胆嚢炎・胆管炎は当院で最も頻度の高い消化器疾患の一つです。総胆管結石はERCPという緊急の内視鏡処置が必要となることがあり、地域の中核の急性期病院として、近隣の医療機関からの紹介にも積極的に対応しております。また、胆道・膵領域の腫瘍などによる閉塞性黄疸に対しては、メタリックステントを含めた閉塞解除の処置を行っております。当院ではERCPを年間300例程度施行し、また、胆道・膵領域は超音波内視鏡検査も行い質の高い診断に努めています。

化学療法

食道癌、胃癌、大腸癌、膵臓癌、胆道癌、肝臓癌、GISTなどの消化器系悪性腫瘍で手術が困難な場合や術後に再発した場合、化学療法を検討します。新規の抗癌剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など新しい治療薬が次々と登場しており、患者さんの状態に応じて、最新の治療を含めて提供することで、最善の治療を検討いたします。また、さまざまな症状をやわらげ、穏やかな生活を過ごしていただくための緩和治療は、化学療法中の方も含めて最大限行います。