血液内科
医師のご案内
氏名 | 役職 | 専門医・資格など |
---|---|---|
伊藤 孝美 (いとう たかよし) |
部長 |
血液指導医 総合内科専門医 臨床研修指導医 医学博士 |
小川 晋一 (おがわ しんいち) |
非常勤 |
血液内科専門医 総合内科専門医 |
血液内科について
血液内科のご紹介
当院の血液内科は平成12(2000)年度に開設され、現在は2人体制となっています。
当院で扱っている血液疾患は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器腫瘍から、再生不良性貧血、溶血性貧血、血小板減少性紫斑病を含めた多岐にわたっています。また、2011年11月よりJALSGに参加しており、日本の造血器腫瘍の治療成績や治療の質の向上にかかわる臨床研究を行っています。
2023年度の血液内科ののべ入院患者数は155名とコロナ禍前の水準に戻り、非常に多忙な1年でした。
入院症例の内訳は急性白血病11例、悪性リンパ腫55例、多発性骨髄腫11例、骨髄異形成症候群18例、特発性血小板減少性紫斑病1例、再生不良性貧血3例などでした。昨年度と比べると、悪性リンパ腫と骨髄異形成症候群の症例数が顕著に増加しています。
予約外来は2人が週2回(火・木午前/木・金午後)行っています。新患外来はこれまで通り、週1回(金午前)に行っています。なお、土曜日に非常勤医師が行っていた予約外来は退職に伴い終了しました。外来では通常の診察のほかにも、化学療法や骨髄検査、輸血等の処置などを日々行っています。特に化学療法は外来だけで昨年度も例年なみの1700件以上を施行しております。
患者さんのご紹介ですが、お待たせしたくない時は医療連携室を通して予約してもらえるとよいかと思います。ただし、白血病が疑われる場合など緊急性が高い場合は、電話で直接ご連絡ください。できるだけ受け入れたいとは考えておりますが、病棟ベッドが満床で当日の対応が難しいこともあり、数日お待たせすることもあります。申し訳ありませんが、その際はご容赦ください。
今年度の診療について
当科の事情により、今年度途中で常勤医1名が異動することになり、残りの期間を1名で診療せざるを得なくなりました。このため、その間は診療体制を縮小いたします。具体的には、入院診療は原則的にかかりつけの方のみとし、新規での転入院は基本的に受けることが難しくなります。また、新患外来は継続しますが、一時的に予約制とする予定です。ご紹介頂いた方が入院を要すると分かった場合、通常は他院への転院を手配することになります。申しわけありませんが、紹介される患者さんにはその旨を事前にお伝えください。
来年度から通常の診療体制へ復帰できるよう目指していますので、しばらくの間、ご容赦をお願いします。
認定施設状況
2011年11月 「JALSG(日本成人白血病研究グループ)」参加
2024年 4月「血液内科学会認定専門研修教育施設」認定
診療統計
入院患者内訳
|
2018年度 |
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
2023年度 |
急性白血病 | 13 | 10 | 9 | 11 | 9 | 11 |
悪性リンパ腫 | 56 | 51 | 26 | 38 | 35 | 55 |
多発性骨髄腫 |
20 | 15 | 15 | 13 | 14 | 11 |
骨髄異形成症候群 | 12 | 19 | 16 | 16 | 10 | 18 |
その他の造血器腫瘍 | 7 | 5 | 7 | 3 | 4 | 3 |
その他血液疾患 |
7 | 10 | 11 | 10 | 9 | 9 |
血液疾患以外 | 1 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1 |
症例数合計 | 116 | 111 | 84 | 91 | 83 | 108 |
のべ入院合計 | 205 | 156 | 125 | 136 | 108 | 155 |
化学療法件数
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | |
外来 | 1667 | 1895 | 1531 | 1553 | 1520 | 1711 |
入院 | 595 | 446 | 432 | 488 | 393 | 483 |
化学療法総件数 | 2262 | 2341 | 1963 | 2041 | 1913 | 2194 |