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膠原病・リウマチ内科 - JAとりで総合医療センター|質の高い地域医療・救急医療を提供します

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診療・部門について

医師のご案内

氏名役職専門医・資格など
鈴木 文仁
(すずき ふみひと)
部長 東京医科歯科大学 医学博士
日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医
日本リウマチ学会 専門医・指導医
東京医科歯科大学 臨床教授

吉塚 陸

(よしづか りく)

医師 

日本内科学会 認定内科医・総合内科専門医

日本リウマチ学会 専門医

膠原病・リウマチ内科について

膠原病・リウマチ内科のご紹介

認定施設状況

日本リウマチ学会教育施設

診療内容

膠原病・リウマチ内科は常勤医師2名,非常勤医師2名で外来および入院診療を行っています.
外来では関節リウマチを中心に,月曜から土曜まで完全予約制で診療を行っており,2024年4月時点で関節リウマチ約700名,膠原病および類縁疾患約350程度の患者さんが通院しています.既存の抗リウマチ薬に効果不十分な関節リウマチの患者さんに対しては速やかな寛解を目指すべく積極的に生物学的製剤およびJAK阻害薬を導入し,2024年4月時点で約30%の患者さんが同薬を使用しています.なお診察には一人一人にお時間を頂戴するため,新患外来の受診をご希望で既に診断がついている患者さんに関しましては病診連携室を介して治療経過のわかる紹介状をご持参いただくようお願いしております.
入院では膠原病および類縁疾患を中心に,肺・腎臓などに臓器障害を有している患者さんや易感染性に伴う感染症を発症した患者さんに対する診療を行っております.
関節痛・筋肉痛・長引く原因不明の発熱・寒冷時の手指の色調変化などの症状のある患者さんはご相談ください.

対象疾患

当当科では主に下記の疾患について診断と治療を行っています.
関節リウマチ,悪性関節リウマチ,全身性エリテマトーデス
抗リン脂質抗体症候群,強皮症,多発性筋炎・皮膚筋炎,混合性結合組織病
シェーグレン症候群,脊椎関節炎,成人発症スティル病,ベーチェット病
結晶誘発性関節炎,結節性多発動脈炎,顕微鏡的多発血管炎
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症,多発血管炎性肉芽腫症,高安動脈炎
巨細胞性動脈炎,リウマチ性多発筋痛症,RS3PE症候群
IgG4関連疾患,再発性多発軟骨炎,サルコイドーシス

関節リウマチについて

関節リウマチ(以下RA)は免疫の異常によって多関節に関節炎をきたす原因不明の疾患です.また患者さんによっては関節外症状として自己免疫性の間質性肺炎や血管炎など内臓病変を併発する場合もあり,全身性の炎症性疾患と言えます.中年女性に多いとされ,日本国内では60〜100万人程度の患者さんがいると推定されています.
RAによる関節炎では,骨・軟骨破壊の進行により不可逆的な関節変形をきたし日常生活に著しい制限をもたらすことが最も懸念される問題点とされますが,関節破壊は発症後の最初の2年間で最も進むことが知られており,早期に発見し,その時点で進行を食い止めることが重要とされています.
RAの治療目標は1.関節痛の軽減,2.関節破壊の伸展防止,3.身体機能の改善の3点であり,これらを達成するために様々な種類の抗リウマチ薬が上市されていますが,メトトレキサートはその代表格とされ治療の柱を担います.3ヶ月ごとに治療効果を判定し,これら抗リウマチ薬(経口)に効果不十分の場合は生物学的製剤(自己注射または点滴)が適応となります.生物学的製剤とは分子生物学の最新技術を用いて人工的に作られた蛋白質であり,RAの病態に深く関与している炎症性サイトカイン等をうまくコントロールすることで症状を劇的に改善させます.現在9種類の製剤が上市されていますが位置付けはどれも同じとされており,患者さんの症状や合併症の有無,生活スタイルなども踏まえ選択されます.劇的な効果を有し,関節破壊の進行を食い止めることが判明している反面,感染症をはじめとした副作用に留意が必要なこと,薬価が高いことなどのデメリットもあり専門医による判断が必要とされています.これに加えて内服の生物学的製剤ともいえるJAK阻害薬(経口)が登場し5種類が上市されていますが,生物学的製剤と同等の効果・内服という簡便さ・速やかな効果発現が特徴とされ,使用の機会が増えると予想されています.
当院では生物学的製剤8種類およびJAK阻害薬5種類の使用が可能です.

診療統計

入院患者数(2023年度)

関節リウマチ(悪性関節リウマチを含む)

24

全身性エリテマトーデス 8
多発性筋炎・皮膚筋炎 4
全身性強皮症 2
血管炎症候群 13
シェーグレン症候群 1
リウマチ性多発筋痛症 1
成人発症スティル病 2
結晶性関節炎 6
サルコイドーシス 1
再発性多発軟骨炎 1
その他

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