循環器内科
循環器内科について
循環器内科のご紹介
診療内容
狭心症の診断と治療
診断は負荷心電図、負荷心筋シンチグラム、冠動脈CTを中心に診断し、確定診断は心臓カテーテル検査を行っています。冠動脈CTでは、治療不要な軽度狭窄病変も検出されるため、負荷心電図、負荷心筋シンチグラムにより心臓に誘発虚血あることを確認しています。治療ガイドラインでも虚血が確認された病変についてのみカテーテル治療が認められています。診断カテーテル検査や中等度病変に関してはFFR冠動脈内圧較差測定により虚血の有無で判断し診療適応を決定しています。
急性心筋梗塞、不安定狭心症については24時間、365日対応できるよう準備をしています。年間60〜100名の急性心筋梗塞症例の緊急治療を行っています。
末梢動脈疾患(特にASO;閉塞性動脈硬化症)の治療も血管外科医とカンファレンスを行いながら実施しています。基本方針として、重症虚血肢に対しては可能であれば積極的に血管内治療を実施するようにしています。間歇性跛行については、内服薬投与で改善しない場合は、血管内カテーテル治療(EVT)を実施しています。
不整脈治療
不整脈専門医により上室性頻拍症、心室性期外収縮、心房粗動などに対するカテーテルアブレーションを年間100例程度実施しています。
地域連携パス導入
虚血性心疾患では、治療が終了した患者様につきましては、同意を得た後、地域連携パスを導入し、家庭医の先生方と2人主治医体制をとっています。また、心房細動連携パスを、医師会を中心として開始しております。
心臓リハビリについて
当院は、心臓リハビリテーション認定施設となっており、入院、外来の心臓リハビリテーションを実施しております。急性期の治療から慢性期の運動療法まで一貫した治療を目指しています。